200ボルトのエアコンを引っ越しに伴って移設する際の注意点
(リビング等に取り付けてある14から20畳以上のエアコンの事です)
200Vエアコンが取り付けできる物件
(単3契約 引っ越し予定の物件のブレーカーを見てください 赤 黒 白 の線が通っています)
100V 200V 共に使用できます
リビングのコンセントが100Vになっていても切り替えれば200Vエアコン使用できます
単3契約物件でしたら リビングは必ず取り付けできます
リビング以外のお部屋に取り付けの場合 訪問時に単独配線しているか確認してから作業を行います
エアコン専用回路が お部屋と一緒になっている場合場合取り付けは不可になります
200Vエアコンが取り付けできない物件
(単2契約 引っ越し予定の物件のブレーカーを見てください 黒 白 の線の2本しか通っていません)
100Vのみ使用できます
引っ越し先の物件が 30年以上経過した昔ながらの木造アパート 古い公団は200V切り替えが出来ないことが多いですね
(単2契約)
築古のマンションで時々200V切り替えが出来ない物件に当たることがあります (単2契約)
そのため 引っ越し先で 取り付けは出来ても 200Vに切り替えが出来ず 使用できません
(例)エアコン移設をご依頼の あるお客様が 福岡市西区のアーベインシリーズの公団から 福岡市城南区の古い公団にお引っ越しをしました
ところが引っ越し先の公団は 200Vに切り替え出来ない物件でした
そのため お客様は 購入時20万以上の6.3kエアコンが 引っ越し先で使用できず
リビング用で100Vの4k(14畳エアコンに)買い替えするしかありませんでした
高価なエアコンを使用できない物件だと 最初から分かっていれば この不動産物件には引越ししなかったはずです
引っ越し先がマンション 戸建て アパートのリビング等は たいてい 取り付けできます (単3契約)
あらかじめ不動産会社 九州電力に確認をしてから
お引っ越しを決めた方が良いかと思います (新たに100Vエアコンを買い直さなくていい為に)
単3契約のマンションにお引っ越しのパターン@
引っ越し先のリビングに既にエアコンが設置してあり
手持ちの200Vのエアコンを他の部屋に取り付けする場合
築浅の公団でも 北側の通路側のお部屋などは取り付けできないことがあります (福岡市中央区で確認しています)
建築当時 お部屋の電気回路とエアコンの専用回路を壁裏で一緒にしてしまっているため、
200Vに切り替えると お部屋の電気もすべて200Vになってしまうため 取り付け自体出来ないです
どうしても付けたい場合 露出で電気配線するしかありません
単3契約のマンションにお引っ越しのパターンA
賃貸マンション建築当時 電気の配線をコストダウンの為
エアコンの専用回路を他の回路と一緒にしてしまっているマンション物件などは
200Vのエアコンは取り付けできないです (リビングにはたいてい取り付けできますが・・)
(6畳や8畳ほどの部屋なので200Vのエアコンなど取り付けしないだろうという考えでコストダウンしていると考えられます)
株式上場企業や 名前の通った建築会社の建物はそのような配線はしませんが・・・・ 基本・・・・
あらかじめ 仲介の不動産会社に問い合わせても 分からないかもしれません
担当者は ほとんど把握してないと思います
(例)福岡市城南区のあるマンション 4LDkで ブレーカーをみたら エアコンのコンセントが和室 洋室 リビング 洋室2
と表示してありましたが、
詳しく調べてみたら ブレーカーから直接一本でコンセントに言っている線はリビングだけでした
当社では 勝手に なんちゃって専用回路 と呼んでいます
こんな手抜きの電気工事が エアコン業者を悩ますのです
あとのお部屋は お部屋の配線と一緒になっていました 専用回路ではなかったのです
100Vのエアコンを取り付ける分には問題はありません (他の家電と一緒になっているので能力を最大限は発揮できませんが)
200Vのエアコンの取り付けはリビングだけ可能です 後の3部屋は200Vのエアコンは取り付けできません
100ボルトのエアコンは取り付け可能です
エアコンを取り付けてから 200Vに切り替え出来ないお部屋だった! しまった! なんてことはありませんのでご安心を!
過去の例を挙げてみます
例1 ネット購入の新品の200Vエアコンをリビングの横の 6畳の部屋に取り付けのため 当社に工事をご依頼
ところが横の部屋は ブレーカーは専用回路っぽく表示してありましたが 単独での電気配線をしていいなかったため 取り付けできず
リビングに取り付けました(賃貸物件)
例2 引っ越しで200Vエアコン移設 リビングには取り付けてあったため 隣の部屋に付けたかったが
単独配線をしておらず取り付けできずのパターン
- 特に必要もなかったので 当社にそのまま買取依頼(製造から5年以内です)
- 次回の引っ越しの為 何年か保管する
- 他の部屋はコンセントを200Vにできたので 取り付けしました
- とりあえず保管して しばらく考える
- 当社在庫の100Vのエアコン中古エアコンと交換 (年代は同じくらいか新しめ)
- 当社に買い取ってもらい 別の新品の100Vエアコンを取り寄せて工事
- 賃貸だったので管理会社に連絡し、取引のある電気工事屋さんを手配してもらい 単独での配線工事をしてもらいました
ので200Vエアコンが使用できるようになりました 露出工事ですがモールカバー付きで 料金は基本は入居者でなくオーナー負担です
例2のパターンは賃貸物件がほとんどです (ただし賃貸物件でも 9割以上のの建物はしっかりとした電気配線を行っています)
名の通った分譲マンションではあまり当たりません まれにですがたまに・・あります・・(笑)
例3 ネット購入で200Vエアコンをお客様がお取り寄せ 古い公団で200V切り替え出来ない物件でした
購入先に連絡し返品 100Vのエアコンを送ってもらい 出直して 別の日に工事しました
年間10件ほど このようなパターンが発生します
大事なお客様が、 引っ越し先で落胆しないように 財布から無駄なお金が出ていかないように・・・
このページを作ってみました 参考になれば幸いです!!